イタリアのエアコン事情
海外旅行でも人気の国の一つにイタリアがあります。
イタリアは遠く離れど、実は日本と気候も似ており、はっきり四季のある国です。
ただ、夏は日本のように湿度が高いどころか乾燥して、逆に冬に雨が多い傾向があるので、夏は日本よりも涼しく感じ、冬は寒さが厳しく感じます。
イタリアの空調事情
そんなイタリアでどの程度エアコンが普及されているかというと、実はあまり使用されていないのが現状。
湿度が低いということはエアコンの機能で言う「除湿」と同じなのでしょう、夏でも日影に入ってしまえば、暑さを十分にしのげるようです。
特にイタリアでは石造りの家が多く、家の中に熱を通しにくいのでエアコンがなくても快適に過ごせるのです。
それでも日本より寒さ厳しい冬はさすがにエアコンが必要なのでは?
と思いきや、冬はエアコンより暖炉・薪ストーブが古くから使用されています。
また最近では温水循環による放熱で部屋を暖める「パネルラジエーター」という暖房機器も広く普及されています。
このパネルラジエーターは温風がでるものではないので、埃やダニ・カビが舞う心配はありません。
エアコンがあまり使用されないワケは他にも
先述の通り、エアコンが使用されないワケとして「イタリアの湿気が少ない夏」についてご説明をしましたが、実はその他にもイタリア独特のワケがあります。
それは「イタリア人の高い健康意識」です。
自然に寄り添った生活が好まれるイタリアでは、エアコンの冷たい風に当たることが体に負担であると考える人が多く、日中35℃以上になろうとも、エアコンに頼らず過ごす工夫をしています。
例えば
・用は早朝や夜のうちに済ます。
・暑くても窓を開けず、逆に熱風の外気をシャットアウトするために日中はシャッターをしてしまう。
など。
湿気がないからこそ、それで暑さをしのげるのかもしれませんね。
使用されているエアコンはどのようなもの?
それでもイタリアでのエアコンの使用率が0というわけではなく、ホテルや商業施設、一部の家庭で導入されています。
しかし日本のようにエアコンの需要が大きくないため、エアコンメーカーも少なく、クオリティが高いとは決して言えません。
機能や音、取付工事の丁寧さなど、気になる部分も多々あります。
どんなにドライで夏でも過ごしやすいイタリアでも、近年の異常気象による猛暑はエアコンなしだと命取りになり兼ねません。
富士通・ダイキン・三菱電機など日本メーカーもイタリアのエアコン市場に参入していますので、今後の需要拡大に伴う日本メーカーの活躍に期待が高まります。
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